『素数の音楽 (新潮文庫)』(マーカス・デュ・ソートイ)
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一ヶ月以上かけて読了。おもしろかったー。素数に関連する、リーマン予想についての話。序盤部分は、ガウスにはじまり、素数を追い求めるかなでリーマン予想に至っていく。リーマン登場後は、名の知れた数学者たちが登場しながら、果たして予想は真なのか偽なのかに揺れ動きつつも、リーマン予想の証明に力を尽くしていきはる。後半では、コンピュータの力をかりたり、量子力学やカオス理論との結びつきが明らかになったりと、全体を通じてすごいドラマティックに描かれてて、最後まで読んでて楽しかった。いまだ未解決なわけやけども、何年も未解決のままの問題には、年を重ねただけすごいドラマがあるねんなぁ。
発行:2013